ファイアーエムブレム 風花雪月の感想、というかレビュー

たまにはアイマス以外の記事も書きたいなと思ったので、今日はFE風花雪月の感想について語っていこうと思います。

僕はもともとFEシリーズのファンで(新紋章から入り、FC版の暗黒竜と外伝、GCの蒼炎以外は全てクリア済みで、10周以上した作品もいくつかあります。)、風花雪月も発売日に購入……といきたかったのですが、オタクの性かまとまった貯金ができずにSwitchが買えなかったのと、個人的に最近のFEシリーズがあまり好きではなく離れ気味だったので、結局まとまった貯金がある程度でき増税前でもあった9月後半にSwitchと同時にこのゲームを購入しました。

ネタバレ抜きでこのゲームの感想を非常に簡潔に述べるとするならば、「ストーリー、特にキャラ設定が凝っていて深みにはまりやすく、かつ手ごわいシミュレーションとしてのゲーム性も維持した、非常に丁寧な作りで面白いゲーム」といったところでしょうか。僕は個人的に最近のFEシリーズである「if」や「覚醒」にシナリオやキャラ設定面での粗の大きさや薄っぺらさを感じていたので、今作もプレイするまでは少なからず不安感を持っていましたが、いざプレイしてみると多少の粗はあるもののそれを補って余りあるほどの魅力的なストーリー・個性豊かだが掘り下げもきちんとしており深みのある登場人物・健在な手ごわいシミュレーションとしての要素に大いに惹かれ、期待以上に楽しむことができました。

今日は4ルート全部終えたこともあって、ここからは少しのネタバレありで風花雪月の感想を語っていこうと思います。

 

①シナリオ・キャラクター

まず、今作のシナリオはFEシリーズの中でも非常によく出来たものではないかと思います。僕は黒鷲帝国→黒鷲教会→青獅子→金鹿の順番でやりましたが、どのルートでも基本的には自分の担当する学級の生徒に感情移入しやすい作りになっており(エーデルガルトや後半のディミトリは割と人によりにけりかもしれませんが)、同時に2周目以降で敵対して心を痛めるまでがセットになっています。(ただ、この「かつては同じ飯を食った生徒たちとの敵対」もドラマの一つだと思っているので、僕は積極的なスカウトはしませんでした。)また、キャラの掘り下げも深く、大量の支援会話や固有イベント、キャラごとの外伝などテキスト量も非常に多いです。僕は「覚醒」「if」の必要以上の軟派要素が苦手だったので、その点「風花雪月」はシナリオ面ではシリアス路線に回帰しつつも、お茶会や贈り物など程よく軟派な要素も残されており、非常に僕好みの作風となっていました。

ただ、この手のゲームの性質上仕方ないところではあるのですが、1ルートやっただけでは広大な世界観のほんの一部分しか理解することはできませんし、外伝や支援会話でしかストーリーを補完できないところもあります。ですが、それ故に「この広大なストーリーをもっと見てみたい、一周目は殺しちゃったけど二周目はこのキャラクターと共に戦っていきたい」という気持ちが生じ、それが周回へのモチベーションに繋がるのは事実でしょう。シナリオに粗もなくはありませんが、逆に言えばその細かい粗にも気づけるくらい、ストーリーの出来が良いとも言えるのではないでしょうか。FEのストーリーでここまで好きになったのは聖戦と今作くらいかもしれません。

 

SRPG要素について

今作はやはりシナリオやキャラクター面に重点を置いた作りになっているので、相対的にSRPG要素は薄れているようには感じました。能力指導も散策も最初は楽しいし面白いシステムだとは思いましたが、途中から作業感が出てしまってあまり僕には向いていないなとも思いました。とはいえ、前述の散策や能力指導はある程度スキップできる上(スキップしても多少難易度は上がりますがクリアにはさほど支障は出ません)、SRPGとしても難易度調節が上手くできており、後半でもある程度緊張感を持って遊ぶことができます。(従来のFEシリーズは後半ではキャラが強くなりすぎてしまい、てごわいシミュレーション(笑)みたいな状況になってしまうことが多いのですが、今作ではノーマルでも敵の命中率や攻撃力が高めに設定されており、そのような状況が起きにくいです。ハード以上だと猶更。)とはいえ初心者向けの救済も多く、それらを使えば初心者でも普通にクリアできる難易度で、総じて初心者も上級者も楽しめるSRPGと言えるでしょう。難点を挙げるとするならば、マップの使いまわしがかなり多く、その度に何度も同じような戦略を取らされることになるのは少しいただけないかな、とは思いました。ドラゴンナイト強すぎ。

 

③まとめ

FE風花雪月はストーリー、キャラクター、システムの全てにおいて良くできており、多少の粗はあるものの初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる作品だと思っているので、興味を持たれた方は是非購入して遊んでみてください。僕は最近のFEシリーズが肌に合わない人間でしたが、今作については遊び始めたらプレイ前までの不安感が一気に吹き飛んだので、先入観を持っていてプレイしていない人にも是非遊んで欲しいなとも思っています。好きだったFEシリーズで久々に良いゲームに出会えたなと感じられてことに、感謝と嬉しさの気持ちでいっぱいです。